不動産投資の税理士選びで成功を掴む!おすすめポイントと失敗談、厳選事務所を紹介

不動産投資

不動産投資を始めたら、税金対策は必須。
しかし、複雑な税制を個人で理解し、最適な申告を行うのは至難の業です。
そこで重要になるのが、頼りになる税理士の存在。
本記事では、不動産投資で成功を収めるための税理士選びのポイントを徹底解説します。

不動産投資に精通した税理士を選ぶメリット、よくある失敗談と回避策、そして節税対策や出口戦略まで、成功への道標となる情報を網羅。
さらに、東京都内と大阪府内のおすすめ税理士事務所も厳選してご紹介!

この記事を読めば、あなたにぴったりの税理士を見つけ、安心して不動産投資を進めるための知識が身につきます。
不動産投資で大きな損失を被らないためにも、最適な税理士選びは欠かせません。
ぜひ、この記事を参考に、成功への第一歩を踏み出しましょう。

コジタク

業界歴18年。累計2000組以上の売買取引を担当。自身も100件以上の不動産を購入・売却の経験。自身で金融機関17行を開拓した経験から、金融機関の開拓の仕方・条件交渉のポイント・融資額を最大限に引き出すテクニックを軸に『収益不動産Labo』をスタートし多くの投資家をサポート。テクノロジーを使った収益不動産の分析が強み。”失敗しない不動産投資”を再現性高く結果を出している。

1. 不動産投資と税理士の関係

不動産投資は、株式投資やFXなどと比べて複雑な税務処理が必要となるため、税務のプロである税理士のサポートは非常に重要です。適切な税務戦略を立てることで、収益を最大化し、リスクを最小限に抑えることができます。逆に、税務処理を怠ったり、間違った申告を行ったりすると、思わぬ追徴課税やペナルティを受ける可能性があり、せっかくの投資が水の泡になってしまうこともあります。そのため、不動産投資を行うのであれば、税理士との連携は欠かせないと言えるでしょう。

1.1 なぜ不動産投資に税理士が必要なのか

不動産投資において、税理士は単なる確定申告の代行者ではありません。多岐にわたる税務戦略の立案や、最新の税制改正への対応、複雑な税務書類の作成など、投資家の成功をサポートするために様々な役割を担っています。特に、不動産投資は減価償却や青色申告特別控除など、活用できる節税制度が多く存在するため、これらの制度を最大限に活用するためにも税理士の専門知識は不可欠です。

また、不動産投資は規模が大きくなるほど、税務処理も複雑になります。複数の物件を所有する場合や、法人化を検討する場合などは、税理士のサポートがより一層重要になります。さらに、相続税対策としても不動産投資が有効な手段となる場合があり、相続を見据えた長期的な視点での税務プランニングも必要となります。

税理士に相談することで、税務調査への対応もスムーズになります。税務調査は、不動産投資家にとって大きな負担となる可能性がありますが、税理士が事前に適切な対応策を講じていれば、安心して調査に臨むことができます。

1.2 税理士に依頼できる業務内容

不動産投資において、税理士に依頼できる業務内容は多岐にわたります。以下に主な業務内容をまとめました。

業務内容詳細
確定申告不動産所得やその他の所得を合算した確定申告書の作成・提出
記帳代行不動産投資に関連する収入・支出の記帳業務
税務相談不動産投資に関する税務上の疑問や悩みの相談
節税対策減価償却や青色申告特別控除など、合法的な節税スキームの提案
税務調査対応税務調査の立会い、税務署との交渉
相続税対策不動産投資を活用した相続税対策のプランニング
法人設立支援不動産投資を目的とした法人設立のサポート

これらの業務以外にも、個々の状況に合わせたきめ細やかなサポートを提供してくれる税理士もいます。例えば、不動産投資に特化したセミナーの開催や、最新の税制改正情報の提供など、投資家のニーズに応じたサービスを提供している税理士事務所も増えています。

より詳しい情報は、国税庁のウェブサイトなどを参照ください。

2. 不動産投資に強い税理士の選び方

不動産投資で成功するためには、税務戦略が不可欠です。そのため、自分に合った税理士を選ぶことは非常に重要です。この章では、不動産投資に強い税理士を選ぶためのポイントを詳しく解説します。

2.1 不動産投資に精通しているか

不動産投資は、一般的な事業とは異なる税務上の特則が多く存在します。そのため、税理士には不動産投資に関する専門知識と経験が求められます。

2.1.1 実績・経験

豊富な実績と経験を持つ税理士は、様々なケースに対応できるノウハウを持っています。具体的には、どれくらいの数の不動産投資家へのサポート実績があるか、どのような規模の案件を扱ってきたかなどを確認しましょう。また、賃貸経営、売買、交換、相続など、自分が行う予定の不動産投資の種類に精通しているかも重要です。過去の事例や成功事例を聞くことで、その税理士の力量を測ることができます。

2.1.2 保有資格(FPなど)

税理士の資格に加えて、ファイナンシャルプランナー(FP)や不動産鑑定士などの資格を保有している税理士は、より幅広い視点からアドバイスをもらえる可能性が高くなります。FP資格は、税務だけでなく、金融、保険、不動産など、総合的な資産運用に関する知識を持っていることを示す資格です。不動産投資は長期的な視点で資産形成を行うものなので、FPの知識は非常に役立ちます。また、不動産鑑定士の資格は、不動産の価格評価に関する専門知識を持っていることを示す資格です。不動産の売買や交換を行う際に、適正な価格で取引を行うために役立ちます。

2.2 対応エリア

税理士事務所の対応エリアも重要な選定基準です。遠方の税理士に依頼すると、打ち合わせや書類のやり取りに時間がかかり、スムーズなコミュニケーションが難しくなる可能性があります。自分の物件の所在地、または自分が住んでいる場所に近い税理士事務所を選ぶと、対面での相談がしやすく、迅速な対応を期待できます。オンラインでの対応が可能な税理士事務所も増えていますが、特に最初のうちは対面での相談があると安心です。面談が可能かどうか、対応エリアを確認しておきましょう。

2.3 料金体系の透明性

税理士事務所によって料金体系は異なります。事前に料金体系を確認し、不明瞭な点がないかを確認することが大切です。料金体系が明確で、追加料金が発生する場合はどのような場合かなどを事前に確認しておけば、後々のトラブルを防ぐことができます。顧問契約の場合、月額固定料金制、年額固定料金制、業績連動型など、様々な料金体系があります。また、記帳代行、決算申告、相続税申告など、個別の業務ごとに料金を設定している事務所もあります。自分のニーズに合った料金体系の事務所を選びましょう。

料金体系の例説明
月額固定料金制毎月一定の金額を支払う方式。
年額固定料金制毎年一定の金額を支払う方式。
業績連動型不動産投資の収益に応じて料金が変動する方式。
個別業務ごと記帳代行、決算申告など、業務ごとに料金を設定する方式。

参考:国税庁

2.4 コミュニケーションの取りやすさ

税理士とは、長期的な関係を築いていく必要があります。相談しやすく、信頼関係を築ける税理士を選ぶことが重要です。レスポンスの速さ、質問に対する回答の丁寧さ、説明の分かりやすさなど、コミュニケーションの取りやすさも重要なポイントです。初回相談時に、相性が良さそうか、信頼できるかなどを確認しましょう。気軽に相談できる雰囲気かどうか、自分の疑問や不安に丁寧に答えてくれるか、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるかなどをチェックしましょう。また、税理士の性格や価値観なども考慮に入れると、より良い関係を築ける可能性が高まります。

例えば、freeeのようなクラウド会計ソフトを導入している税理士事務所であれば、データの共有やコミュニケーションがスムーズに行えるため、検討の価値があります。

3. 失敗談から学ぶ!税理士選びの注意点

税理士選びを間違えると、思わぬ損失を被ったり、不動産投資の成功を阻害する可能性があります。よくある失敗例と、失敗しないためのポイントをしっかり把握しておきましょう。

3.1 よくある失敗例

経験不足の税理士を選んでしまったケースでは、不動産投資特有の減価償却や必要経費の計上漏れなどが発生し、本来よりも多くの税金を支払ってしまう可能性があります。また、コミュニケーション不足により、疑問点や不安を解消できず、適切なアドバイスを受けられないこともあります。さらに、料金体系が不明瞭な税理士を選んでしまうと、後から高額な追加料金を請求されるといったトラブルに発展する可能性も。

失敗例具体的な内容結果
経験不足不動産所得の申告に不慣れな税理士に依頼した結果、適切な特例が使われなかった。本来よりも高い税金を支払うことになった。
コミュニケーション不足質問や相談がしづらい雰囲気で、疑問点を解消できなかった。確定申告後に誤りが発覚し、修正申告が必要になった。
料金体系の不明瞭さ契約時に料金体系が明確に説明されておらず、後から高額な追加料金を請求された。予算オーバーとなり、資金繰りが悪化した。
レスポンスの遅さ質問に対する回答が遅く、必要な手続きが期限に間に合わなかった。加算税や延滞税が発生した。
対応エリア外の税理士を選んだ遠方の税理士に依頼したため、対面での相談が難しく、円滑なコミュニケーションが取れなかった。重要な情報伝達が滞り、適切なアドバイスを受けられなかった。

3.2 失敗しないためのポイント

失敗しないためには、税理士との面談を積極的に行い、不動産投資に関する知識や経験、コミュニケーションの取りやすさなどを確認することが重要です。また、国税庁のウェブサイトなどで不動産所得に関する情報を事前に調べておくことも有効です。複数の税理士に見積もりを依頼し、料金体系を比較検討することも大切です。

ポイント具体的な行動
実績・経験の確認不動産投資に精通した税理士かどうか、実績や経験を確認する。過去の事例などを参考に、具体的なアドバイスをもらえるかを確認する。
コミュニケーションの確認相談しやすい雰囲気か、質問に対して丁寧に答えてくれるかを確認する。レスポンスの速さも重要なポイント。
料金体系の確認料金体系が明確で、追加料金が発生する場合は事前に説明を受ける。複数の税理士に見積もりを依頼し、比較検討する。
サービス内容の確認記帳代行だけでなく、節税対策や経営相談など、提供されるサービス内容を確認する。
相性の確認信頼関係を築けるか、長期的なパートナーとして付き合っていけるかを確認する。

これらのポイントを踏まえ、自分に合った税理士を選ぶことで、不動産投資をスムーズに進めることができます。税理士選びは不動産投資の成功を左右する重要な要素です。慎重に検討し、最適なパートナーを見つけましょう。

4. 不動産投資の税理士のおすすめポイント

優秀な税理士を選ぶことは、不動産投資の成功に直結します。節税効果の最大化、スムーズな経営、そして将来の安心を確保するためにも、以下のポイントを踏まえて税理士を選びましょう。

4.1 節税対策の提案力

不動産投資は、適切な節税対策を行うことで収益を最大化できます。経験豊富な税理士は、減価償却費の活用や必要経費の計上、各種特例の適用など、多岐にわたる節税スキームを提案し、合法的に税負担を軽減するための戦略を立案します。単なる申告書作成だけでなく、積極的に節税策を提案してくれる税理士を選びましょう。

4.1.1 具体的な節税対策の例

  • 建物の減価償却
  • 固定資産税の軽減措置活用
  • 小規模事業者控除の適用
  • 不動産所得の青色申告特別控除の適用

これらの節税対策を最大限に活用することで、投資効率を向上させることができます。国税庁のウェブサイトで最新の税制改正情報を確認することも重要です。

ちなみに、節税対策に関連する内容として、以下の記事もおすすめです。ぜひご覧下さい。

4.2 最新の税制改正への対応

税制は頻繁に改正されるため、常に最新の情報に精通している税理士であることが重要です。税制改正の内容を理解し、迅速かつ正確に対応してくれる税理士であれば、予期せぬ税負担の増加を防ぎ、安定した投資経営を継続できます。積極的にセミナーや研修に参加し、常に最新の情報をアップデートしているかどうかも確認しましょう。

4.2.1 近年の税制改正の例

年度改正内容
令和4年度住宅ローン控除の拡充
令和3年度贈与税の改正

上記のように、税制は常に変化しています。税理士はこれらの変化に対応し、クライアントに最適なアドバイスを提供する必要があります。令和6年度法人税関係法令の改正の概要|国税庁で詳細を確認できます。

補足として、関連記事を紹介します。ぜひ合わせてチェックしてみてください。

4.3 出口戦略へのサポート

不動産投資は、売却や相続といった出口戦略まで見据えて計画を立てることが大切です。経験豊富な税理士は、売却時の譲渡税対策や相続税対策など、将来を見据えたアドバイスを提供し、最適な出口戦略をサポートします。相続発生時の円滑な資産承継についても相談できる税理士を選ぶと、将来の不安を軽減できます。

4.3.1 出口戦略の例

  • 売却
  • 相続
  • 贈与

それぞれの出口戦略において、税金や法律に関する知識が不可欠です。税理士と連携することで、スムーズな手続きとリスクの最小化を実現できます。日本FP協会のウェブサイトも、出口戦略を考える上で参考になるでしょう。

5. 厳選!おすすめの税理士事務所(東京・大阪限定)

数ある税理士事務所の中から、不動産投資に強い事務所を厳選してご紹介します。実績、費用、得意分野などを比較し、ご自身に合った事務所を見つけてください。

5.1 東京都内のおすすめ税理士事務所

5.1.1 大島会計事務所

中央区に所在する大島会計事務所は、不動産投資税務に特化した税理士法人での経験を活かした、不動産投資家向けのサービスを提供。豊富な知識のある税理士が在籍している当事務所では、経営に関するお悩みにも対応しており、お客様一人ひとりに合わせたサポートを行なっています。

項目内容
所在地東京都中央区
得意分野不動産投資、マンションやアパートの運用、経営
料金要問い合わせ
その他初回相談無料

ウェブサイト:大島会計事務所

5.1.2 税理士法人東京シティ税理士事務所

新宿区に位置する税理士法人東京シティ税理士事務所は、不動産・相続税務を専門に扱い、40年以上の実績があります。所属する税理士全員が不動産税務に精通しています。 

項目内容
所在地東京都新宿区
得意分野不動産投資、経営、相続
料金要問い合わせ
その他研修・セミナーの実施

参考:税理士法人東京シティ税理士事務所

5.2 大阪府内のおすすめ税理士事務所

5.2.1 税理士法人カオス

大阪市北区に位置する税理士法人カオスは、経験豊富なノウハウを生かし、1,000件以上の実績があります。また、会計・租税法・経営・社会保険・労務・ファイナンシャルプランニングなど、各分野の専門家が集まるプロフェッショナル集団です。

項目内容
所在地大阪市北区
得意分野不動産投資、経営コンサルティング、相続
料金要問い合わせ
その他土日相談可能(要予約)

参考:税理士法人カオス

5.2.2 ハートランド税理士法人

大阪市北区に本社を構え、東京にもオフィスを展開する税理士法人です。顧問先は1,400件を超え、スタッフ数も100名以上の規模を誇ります。また、最新のITツールを活用したサービスを提供しています。

項目内容
所在地大阪市北区
得意分野不動産投資、創業支援、M&A
料金要問い合わせ
その他全国対応可能

参考:ハートランド税理士法人

6. 不動産投資の税理士選びに関するよくある質問

不動産投資を始めると、税金に関する様々な疑問が出てきます。ここではよくある質問とそれに対する回答をまとめました。

6.1 費用はどのくらいかかる?

税理士への報酬は、業務内容や規模、契約形態によって大きく異なります。顧問契約の場合、月額数万円から数十万円が相場です。記帳代行のみの場合はより安価になりますが、相談や節税対策などは別料金となる場合もあります。また、不動産所得だけでなく、給与所得や事業所得なども合わせて依頼する場合、料金が加算されることが多いです。

主な料金体系は以下の通りです。

料金体系内容相場
月額固定報酬毎月定額の料金を支払う2万円~50万円
年一括報酬確定申告時に年間の料金を支払う20万円~50万円(戸数による)
従量課金制物件数や業務内容に応じて料金が変動する1物件あたり数千円~数万円
スポット相談相談内容に応じて料金が発生する1時間あたり1万円~数万円

事前に料金体系や追加料金の有無を確認し、見積もりを複数事務所から取得して比較検討することが重要です。

6.2 どんな相談ができるの?

不動産投資に関する税務相談は多岐に渡ります。以下はその一例です。

  • 確定申告の手続き
  • 不動産所得の計算方法
  • 減価償却費の計算
  • 青色申告と白色申告の違い
  • 必要経費に計上できる項目
  • 相続税対策
  • 贈与税対策
  • 不動産投資の節税対策
  • 物件売却時の税金

税理士は税務の専門家として、これらの相談に対応するだけでなく、最新の税制改正情報に基づいたアドバイスや、個々の状況に合わせた最適な節税プランの提案なども行ってくれます。

参考:税理士はどこまでやってくれる?業務範囲や無料で相談・依頼できることを解説!|税金相談室

6.3 契約期間は?

顧問契約の契約期間は、一般的に1年間です。自動更新される場合もありますが、契約内容によっては更新時に解約することも可能です。契約期間や更新条件、解約方法などは事前に確認し、契約書に明記されているかを確認しましょう。

また、スポット相談の場合は、その都度契約を結ぶため、契約期間はありません。

6.3.1 契約解除について

契約期間中に税理士を変更したい場合は、契約解除の手続きが必要になります。契約書に解約条項が記載されているはずなので、それに従って手続きを進めましょう。解約時に違約金が発生するケースもあるので、契約前に必ず確認しておくことが重要です。

参考:日本税理士会連合会

7. まとめ

不動産投資を成功させるためには、適切な税理士選びが不可欠です。

この記事では、不動産投資における税理士の重要性、選び方のポイント、よくある失敗談、そしておすすめポイントなどを解説しました。
特に、実績・経験、保有資格、対応エリア、料金体系の透明性、そしてコミュニケーションの取りやすさは、税理士を選ぶ際に重視すべき点です。
失敗談を参考に、これらのポイントを踏まえて慎重に検討しましょう。

節税対策の提案力、最新の税制改正への対応、そして出口戦略へのサポートも、優秀な税理士を見分ける重要な要素です。
今回紹介した東京・大阪限定のおすすめ事務所は、これらの条件を満たす事務所です。
もちろん、地域や個々のニーズによって最適な税理士は異なります。

この記事を参考に、自身に合った税理士を見つけ、不動産投資を成功に導いてください。
相談は無料の事務所も多いので、気軽に問い合わせてみましょう。